ライブ配信とは?

 YouTubeや動画配信はかなり認知されるようになりましたが、ライブ配信というものはまだまだ馴染みがありません。一番の特徴は、映像を通して双方向コミュニケーションができるツールであるということです。ライブで配信されているということは、視聴者のコメントが配信者にダイレクトに伝わり、視聴者のリクエストやニーズに応えた配信内容にしていくことが可能です。配信者と視聴者が、距離を超えてコミュニケーションができるということが、ライブ配信の醍醐味です。また、劇場やライブハウスのライブでは、目の前のお客さんにしか見てもらえませんが、インターネット上で配信することによって、世界中の人に見てもらえるチャンスが広がります。(配信した内容はアーカイブとして残すことも可能です)

 今はスマホ1台あれば、簡単なライブ配信を行うことは可能です。配信を行うには、アプリ等の配信プラットホームを利用することになります。Facebookライブ、YouTubeライブ(※スマホでの配信は登録者数1000人以上、2019年9月現在)、LINEライブ、ツイキャス、Periscope、SHOWROOM等、様々なプラットホームがあり、それぞれ視聴者層や配信されている内容に特徴があります。配信したい内容や目的にあったプラットホームを選ぶと良いでしょう。

 スマホではもの足りない、よりハイクオリティな配信をしたいと考えている方には、カメラやマイク等の専用の道具を使った配信をお勧めします。テレビ番組のようなマルチカメラ(アングルの違う複数台カメラを使用)映像にしたり、テロップを入れたりすることで、より高度な自分たちのオリジナル番組を持つことができます。

 

ライブ配信の種類

 ライブ配信といっても色々な種類があります。主に視聴者(ファン)からの投げ銭で収入を得ることを目的とする投げ銭型ライブ、ECショップが自社の商品をライブ配信で販売することを目的とするライブコマース、用意したパワーポイント等のプレゼン資料を元に講義を行うセミナーやeラーニング、ゲストを呼んでテーマに沿った話をする対談やインタビュー、トークショー、企業のトップがビジョンを発信していく一人語り、様々なスタイルがあります。

 配信をどうビジネスに繋げていくか、ということも人様々です。ファンからの投げ銭やライブコマース、有料セミナー配信のようなビジネスモデルはわかりやすいですが、クオリティーの高い人気コンテンツとなれば広告収入を得られる可能性もあります。また、企業のトーク番組のような配信であれば、直接の収益というよりもファン育成だったり、ブランディングや認知度向上のプロモーションという位置づけとされることが多いでしょう。